自由自在の蓋という発想

僕はメガネをかけています。
メガネはとても困るときがあるよね。
雨の日ゴルフでパターしていると、ワイパーが欲しくなったりするよね。
大切なところでパターを外して何回悔しい思いをしたことか。
そうそう六助の開発もこんなメガネの話からはじまったんですよ。

湯気悶々のところで、データーをとる実験をしていたら、メガネが曇ってきて。
なかなか仕事が前向きにはかどらなくて発狂寸前に誰かが発泡スチロールをちぎってお湯の中にぶちこんだ。

そうしたら湯気の発生がピタッと止まって。
でもその時は特に気にならなかった。
でも火を切った後、時間がたってもお湯が冷たくならないのでおかしいなと思った。そこで、最初にピンポン玉のようなものを、お湯に浮かべたらこれが結構効果あり。

でもピンポン玉は時に悲劇をおこす。
厨房でピンポン玉をばら撒けば、果てしなくころがる。
またそれが排水口にはまったらちょうど蓋をしたみたいで取るのに一時間かかることも。

そんなこんなで、形の研究にとりかかったのである。
浮きはどこへ行けば作ってくれるかな。そうだ釣具やへ行ってみよう。
てなわけで、素材は耐熱100度以上、形は何となく六角がおさまりが良かった。玉が重ならないように傾斜をつけて。そんなこんなで今の形になった。